アルゼンチン・メンドーサでワイナリー巡り
先日、コルドバから飛行機でひとっとびしてメンドーサに行ってきました。緑豊かな町でワインを飲んだり何をするでもなくぼーっとしたり、これぞ大人の週末!
記事末尾にワイナリーのリストも付けたので、良かったら参考にしてみてください。
アルゼンチンワインの産地メンドーサ
日本ではチリワインの方が有名ですが、アルゼンチンは生産量世界5位のワイン大国です。中でもメンドーサは数百ものワイナリーが集まる最大の産地で、ワイナリー観光が盛んです。他にも南米最高峰のアコンカグア(標高6,960m)や、冬はスキーに訪れる人が多い観光地です。
メンドーサへはコルドバから飛行機で1時間半、ブエノスアイレスからも1時間半~2時間で到着します。
メンドーサでワイナリーを予約する方法
ワイナリーの見学には前日までに予約が必要です。観光地なので基本的に英語に対応していて、予約はトリップアドバイザーや各ワイナリーのウェブサイトから可能です。
メンドーサのワイナリー & ワイン農園: メンドーサの 10 件のワイナリー & ワイン農園をチェックする - トリップアドバイザー
私達は特に銘柄にこだわりが無かったので、ホテルに事前にメールして希望の日時で適当なワイナリーを予約してもらいました。ホテルからの送迎も付けてもらえたので、手間を省きたい方にはこの方法はおすすめです。
ほろ酔いワイナリー巡り楽しすぎる
今回は2日で3軒のワイナリーを訪れました!
Bodega Los Toneles
メンドーサのワイナリーは郊外にあることが多いですが、こちらは中心街から車で15分とアクセス良好です。創業者こだわりの美しい建物が残されているのが特徴。
7月のアルゼンチンは真冬で、葡萄はどこも刈り取られたあとでした。冬ならではの美しさがありますが、実がなっているところも見てみたいなぁ。
ティスティングは赤・白各1種類でした。他のワイナリーと比べると少なめなので、あまり飲まない人や、フライトがある最終日にサッと行くのに便利だと思います。
Bodega Luigi Bosca
ルイージ・ボスカは町中のリカーショップでも必ず見かける有名銘柄です。
ワインが熟成される貯蔵庫。生産施設はかなり寒いので、冬場はしっかり防寒していくことをおすすめします。
見学は試飲4種がついて450ペソ(約3000円)ですが、なんと1本450ペソ以上のワインを買うと見学代が無料になります!これはかなりお得だと思います。追加料金を払うと他のワインも試飲することができます。
ちなみに日本で買えないワインは?と尋ねたところ、写真左のスパークリングは輸出していないとのことでした。アルゼンチンといえば赤のマルベックという品種が主流ですが、私は白やスパークリングが好きなので、こういうレア物は嬉しいです。
Casarena Bodegas y Restaurante
Casarena - Bodegas y Viñedos
ここでランチを取りました。コース料理と共にワイン6種が提供されます。飲むぞー!
アルゼンチン料理って豪快な反面、大雑把な味が多い(とりあえず肉ドーン!塩コショウ!ザッツオール!みたいな)イメージなんですが、ここでの料理はひとつひとつが凝った作りで美味しかったです。
美味しいワインと料理のマリアージュ、目の前には葡萄畑。大人になって良かった…。
朝から10杯以上飲んで既にご機嫌ですが、生産設備をふらつきます。ずらりと並ぶ容器には圧倒されます。1つの入れ物に約10,000Lは入っているそうです。
段々味が分からなくなってきますが、それも含めてワイナリー巡り、楽しいです。「ワインは正直分からないしどこでもいいや~」と思っていましたが、ワイナリーによっては宿泊できるプランや自転車で巡るツアーもあるので、色々比べてみる楽しさがあると思います。
メンドーサの地域別ワイナリーリスト
今回訪れた3軒の他に、ホテルにお勧めされたワイナリーをエリア別に載せておきます。各エリアは離れているので、同じエリアの中から回ると良いです。一軒あたりの所要時間は大体60~90分で、ランチも含める場合、一日に2~3軒が適度だと思います。
料金の相場は、見学と試飲で200ペソ(約1400円)~、ランチ込みで800~1200ペソ(約5600~8400円)くらいが主流だそうです。ホテルに頼んでタクシーも予約しましょう。
Luján de Cuyo(ルハン・デ・クージョ)エリア
- Alta Vista Altavista Wines -
- Achaval Ferrer Achaval-Ferrer
- Bressia | Bodega Bressia |
- Casarena Casarena - Bodegas y Viñedos
- Catena Zapata Bodega Catena Zapata
- CAP Vistalba Bodega Vistalba - Autentic fine wines from Mendoza, Argentina
- Caelum Bodega Caelum
- Finca Decero Finca Decero | Single Vineyard Wines Handcrafted from Scratch
- Foster-Lorca Grupo Foster Lorca
- Kaikén http://kaikenwines.com/en/home/
- Lagarde Bodega Lagarde
- Matervini Matervini
- Melipal Melipal - Viña y Bodega
- Ojo de Vino Ojo de Vino S.A. – Club BonVivir
- Pulenta Estate Bodega - Pulenta Estate -
- Terrazas de los Andes Welcome to Terrazas de los Andes
- Viña Cobos Viña Cobos
Maipú(マイプー)エリア
- Benegas Bodega Benegas
- Carinae CarinaE Vinos
- El Enemigo El Enemigo - Wines from Mendoza - Argentina
- Finca Agostino Finca Agostino
- Trapiche Trapiche
- Zuccardi Familia Zuccardi | Bodegas Mendoza Argentina
Valle de Uco(ヴァーレ・デ・ウコ)エリア
こちらは中心部から80km南と少し遠いエリアです。アルゼンチンの主要品種マルベックの産地で、アンデス山脈の眺望が素晴らしいとのこと。
- Atamisque Atamisque
- Andeluna Andeluna Argentina
- Corazón del Sol Corazon Del Sol
- Domaine Bousquet Domaine Bousquet – Naturally Elegant Wines
- Gimenez Riili ::Nuestra Bodega::
- La Azul La Azul | English
- Masi Tupungato Masi Tupungato
- O’ Fournier O Fournier Winery
- Salentein http://www.bodegasalentein.com/
- The Vines of Mendoza http://www.vinesofmendoza.co
まとめ
今回は週末小旅行でしたが、メンドーサはのんびり過ごすのに心地よい街なので、何をするでもなく長期滞在するのも素敵だなぁと思います。
行き帰りの飛行機で、吉本ばななさんの『不倫と南米』を読みました。著者が南米を旅して綴った短編集で、全体を通して寂しくはかない情景描写に引き込まれました。ブエノスアイレスやメンドーサも登場するので、旅のお供に是非。
メンドーサでしっぽりワイナリー巡り、おすすめです。
新品価格 |
【旅行】アルゼンチンで日本語対応の旅行会社・文野旅行社さま
パタゴニア、ペルー旅行では日系の旅行会社さんにお世話になりました。
自然遺産の多い南米では現地ツアーを使うことが多く、スペイン語で自分達で全て手配するのは大変です。日本語が通じる旅行会社さんに頼れると楽なので、よければ参考にしてみてください(o^^o)
文野旅行社さま
実店舗はブエノスアイレスにあります。
HPからメールで問い合わせできるので、コルドバ在住の私達は全てメールでやり取りを行い、コルドバ発着のツアーを組んでいただきました。
※行先によっては地方都市発着のプランはないのでご注意ください。
予約や見積もりなど全て日本語で対応してもらえるので、便利かつ安心感があります。南米は特に何が起こるか分からないので、緊急時に日本語で対応してもらえると思うと安心です。
また、ホームページがすごく充実していて、南米観光スポットの紹介やモデルプランなど、眺めているだけでも楽しいです。
アルゼンチン旅行情報 ツアー | 文野旅行社
一点注意点として、旅行代金の支払いは基本的に日本円になります。また、ツアー代金のうち、航空券代の振込み期限は結構早く設定されます。
尚、成約までのやり取りは日本語ですが、現地に着いてからのガイドさんは日本人とは限りません。ペルー旅行では、ペルーの日系旅行会社と提携していたので全て日本語ガイドさんでした。ウシュアイア、カラファテでは各現地ツアー会社の英語ガイドさんでした。
ちなみに、イグアスの滝とウルグアイにも旅行しましたが、この2つは個人で手配しました。(あとはアルゼンチン国内のメンドーサも今度個人で行く予定) それほど海外旅行慣れしてませんが、この2つは手配が必要なものがホテルと移動手段くらいで少ないので個人でも余裕でした。
逆にパタゴニアは広大な国立公園を何個も巡り、やれ船に乗ったりボートに乗ったりと現地で細かいオプショナルツアーが沢山あるので、全部旅行会社にやってもらえるのは楽でした。ペルーも同様で、かつ歴史系の観光地なので日本語ガイドさんに設明してもらえるのがとても良かったです。
見積もりの提示や問い合わせへの対応も早くて良心的なので満足しています。
アルゼンチンにお住まいの方は是非チェックしてみてください。
【魅惑のペルー】街中が世界遺産のクスコ
こんにちは、ずんだもちです。
細々と続けてきたペルー旅行記ですが、クスコの街を紹介して最後にしようと思います。
2つの国の歴史がミックスされたクスコの街並み
クスコは11~12世紀にインカ帝国の首都だった町。
インカの時代に造られた精巧な石組みの上に、スペイン支配後に作られたコロニアル建築が共存しています。
街の中心にあるアルマス広場。
スペイン支配後に築かれたコロニアル建築のカテドラル。
観光客だけでなく地元の人の憩いの場になっていて、いい雰囲気の広場でした。
剃刀の刃も通らないくらいきっちりと噛み合うように石が加工されています。インカの時代の技術力はとても高く、ペルーが地震に見舞われる度にスペイン人が作った建物は崩れても、インカの石組みだけは残ったそうです。
窓から覗いたところ。奥の窓2つとぴったり合っているだけで驚きですが、この窓、大人が台の上に立ってようやく届くくらいの高さの場所にあります。下に2m以上石段があるのにここまでぴったり合わせてくるとは…!
クスコ周辺の遺跡めぐり
クスコの街は丘に囲まれていて、周辺にも複数の世界遺産があります。
こちらの遺跡の入り口は土産物屋が連なりのどかな風景です。
二か所から水が湧き出る遺跡。内部がどういう構造になって水が出ているのかは今も解明できていないとのこと。X線(?)とか何かで解析できそうなものですが…。
クスコの街は神聖な動物とされていたピューマをモチーフに形づくられていて、このサクサイワマン遺跡がある丘はピューマの頭部分にあたるそうです。写真のじぐさぐの岩々はピューマの牙を表しています。
この遺跡は要塞とも宗教施設とも言われていて、今も年に一度、地元の人によって「インティ・ライミ」という太陽の祭りが行われる大切な場所です。普通の丘の上のようですが、ここは標高3700m…。階段を上るだけでも息が切れます。
単に技術が高いだけではなく、動物をモチーフにしていたり、ある場所から覗いたときの見え方を計算して作られている遺跡が多いことに感心しました。
ここは大きな岩盤を削って作られた場所で、「下を向いたアルパカ」が見えるように加工されています。目の位置まで作られているのが分かりますか?
丘の上から見下ろしたクスコの街。
赤茶色のレンガの家々がとても綺麗でした。
ガイドさんによると、この丘の上の遺跡を周るツアーはそれほど行く人が多くないそうですが、とっても面白いのでこれから行く方はお時間あれば是非!
ペルーは控えめで穏やかな人が多く、観光名所もさすがな場所ばかりでした。何より、ごはんが美味しいものばかりで日本人の口に合います!グルメ目的でもう一度行きたいくらいです。
【月曜からモフモフ】ペルーで出会ったアルパカさん達
ペルー旅行記が長引いてしまったので、旅先で会ったアルパカさん達をただ愛でる会です。もふもふ好きこの指とまれ。
クスコの街中には、民族衣装を着てアルパカを連れた女性が沢山います。
アルパカの赤ちゃん。
1ソル(約30円)くらいで写真を撮らせてくれます。
商用じゃんって?いいんです可愛いから。
一緒に写真撮るときにそっと背中を触らせてもらったんですが、すっごいフワフワで柔らかかった~~~~
ほんとは勝手に写真撮ったらだめだけど…レストランの窓から。
茶色い子も可愛いです。
アルパカじゃないけど、マチュピチュのアイドル、リャマさん。
めちゃくちゃ人慣れしています。
チリのパタゴニア地方で会った野生のグアナコさん。
色が綺麗でしなやかな身体もかっこいいです。
アルパカの毛でできたぬいぐるみ達。
めっちゃ大きいぬいぐるみの首のあたりを両手でわさわさすると「おおお…」と癒されます。お土産の一個を誤って服と一緒に洗濯機で回しちゃったんですが、ドライヤーあてたら復活しました。アルパカの毛すごい。
南米にはアルパカさんの仲間が沢山いますが、個人的にはグアナコ推しです。
【魅惑のペルー】360度絶景*マチュピチュ遺跡
人気観光地って実際に訪れたときに「あ、TVやネットで見た通りだ」となってしまうこと、ありませんか?
マチュピチュも行く前からそれなりに目にしていたので、そんなふうに感動が薄れてしまうんじゃないかと不安でした。
でも今回実際に自分の目で見てみて、その心配は吹っ飛びました!
広い遺跡は360度どの角度から見ても面白く、見どころが尽きないです。何より、この遺跡の本当の魅力は実際に現地で見ないことには伝わらないと思います。(いや、そこんとこをこの記事で伝えろよ…w)
というわけで、たくさん写真を貼っていきますが、これから行く方も安心して見ていってくださいね♡\(^o^)/
写真奥に写っているのが、今朝登ったばかりのワイナピチュ山。こう見るとあんな高い山よく登ったなと感慨深いです。
遺跡内は高低差が多く、かなり歩きます。下山直後の私達はガイドさんに着いていくだけでヘロヘロでした…。
日当たりのよい斜面に作られている段々畑。
こちらの小さな段々畑は農業試験場だったそうです。農作物の研究をするなんて、効率的な社会が運営されていたんですね~。
遺跡のメンテナンスをしているスタッフ達。木の棒でコンコンと地ならしを。地道な作業です。
王族など、身分の高い人の住居ほど丁寧に精巧に作られていたようです。
こんなピシッとした石壁、私が住んでいるアルゼンチンの建物よりイケてます。技術はもちろんのこと、ここまできちっと作ろうという気持ちがすごいと思います。
ものすごく人慣れしているリャマ達。
マチュピチュを横から見た一枚。雲をもかぶるようなアンデスの山々に囲まれていることが分かります。
期待を裏切らない絶景、当時の人達が築いた高度な文明の謎、自然と人工物の調和…、日本から遠いですが本当に魅力的な都市でした。
◆ペルー旅行記◆
【魅惑のペルー】挑むワイナピチュ登頂*マチュピチュを山頂から見下ろす
ペルー旅行記その3です。
旅行3日目、待ちに待ったマチュピチュにやってきました。
朝もやの中で待っているマチュピチュ
「突然、目の前に廃墟が現れた。あたりは樹木や苔で覆われ、はじめはよく見えなかったが、それは、世界でもっとも美しい石壁だった。」
ーハイラム・ビンガム『失われたインカの都市』よりー
朝6時半、うっすらと霧に覆われたマチュピチュ遺跡。 400年もの間、置き去りにされていた古代遺跡。こんなものが目の前に突然現れたら息を飲みますね。
ワイナピチュ登頂にチャレンジ
今日は朝一番でこの山に登ります!マチュピチュ遺跡の西にそびえ立つワイナピチュ!急斜面だ。
ワイナピチュには入場制限があって、7時~8時に200人、10時~11時に200人と決まっています。入山チケットは旅行代理店を使うか、個人でインターネットから買うことができます。マチュピチュを自分で予約する方法 | 個人旅行で行く世界★女ひとり旅
時間は断然7時~8時がいいと思います!10時組は下山する7時組とすれ違いながら登らなければいけないので大変そうでした。
最初は緩やかな登山道ですが、山頂に近づくにつれて細く険しい道になっていきます。ロープを頼り、四つん這いになりながら登ります。
大人の足で1時間半ほどで登れる山なんですが、標高が2700mあるので思った以上に息が切れます。喋ることもできず、ハァハァと息を切らしながら、追い抜き追い越されながら歩きます。
そして1時間15分後(意外と好ペース!)、無事に登頂!\(^o^)/
すっかり霧も晴れ、マチュピチュ遺跡の全貌がくっきり見えます。山の左側のジグザグ道は、マチュピチュ村からバスで登ってくるルートです。
こんな山深い場所にぽつんと造られた整然とした都市。 発見から100年経つ今も、多くの謎に包まれています。
山頂にまで遺跡がありました。インカ文明には車輪も滑車もなかったそうですが、こんな急な斜面を1つ1つ石をかついで登ったんでしょうか。
毎年何人かは滑落して大怪我をするそうで、下山も一歩一歩慎重に。普通のスニーカーでも大丈夫という話もありましたが、私は登山靴+軍手のガチめ装備で行ってよかったです。
ワイナピチュ登山はハードですが、遺跡の全景が一望できて最高でした。マチュピチュを歩き回るだけでも面白いですが、体力のある方は是非行ってみてください!
◆ペルー旅行記目次◆
【魅惑のペルー】リマの華やかな博物館
5月に訪れたペルー旅行記その2です。
本日は首都リマで博物館を訪れました。
ラファエル・ラルコ・エレラ博物館
アンデス文明の研究に生涯を捧げたラファエル・ラルコ氏の個人コレクションを展示する博物館です。貴重なプレ・インカ時代の土器や装飾品を見ることができます。
それにしてもお庭の手入れが素敵。
色とりどりのお花はブーゲンビリアというそうです。白い壁とのコントラストが美しくて、歩いているだけでも楽しいです。
緑に囲まれた素敵なレストランもあり、ペルー料理を味わえます。
今回初めてペルーに行って感動したんですが、ペルーのごはんは本当にどれも美味しい!醤油ベースの味付けもあり、日本人の口に合うと思います。牛肉とパプリカと玉ねぎの炒め物。
プレ・インカとインカ時代のギャラリー
ラルコ氏は大量に発掘された土器を特徴別に分類し、それらは別々の時代に造られたものだと考えました。個人蒐集とは思えないほど多くのコレクションが収蔵されています。
とてつもなく緻密な柄の織物。昔の服はなぜかこのように肩幅が非常に広く作られていたそうです。
個人的にはこれがツボでした。現代でもこういうイラストありますよね?そのままアイコンにできそうな可愛さです。
えらい人達の装飾品。金や銀で作られています。どうやってごはん食べていたんだろう。
別館エロティック・ギャラリー
その名の通り性にまつわる出土品を集めたギャラリーです。
私個人としては非常に面白かったですが、かなり直接的な表現が続きますので、性的なものが苦手な方や、満員電車などでこれを読んでいる方はここから先ご注意ください!
スクロールしちゃって大丈夫でしょうか。いきますよー。
やってます。
なめてます。
性病を表しています。
こんな感じで他にもこの10倍くらい濃厚な展示がありました。
ちなみに全て水差しのような土器ですが、実際に人が交わるときも体内に液体が放出されるので、土器に液体が満たされることと繋がっているそうです。(なお実際に水差しとしての用途はなかったとのこと)
珍しく日本語での解説パネルも用意されていたので、つい熟読してしまいました。解説によると、これらは豊穣の願いや天上・地上・地下というアンデス三世界の交流を表しているということでした。
どんな人達がどんな気持ちでこういうタイプの土器を作っていたのか分かりませんが、現代よりも性に対して大らかだったのかもしれませんね。何となく日本の「かなまら祭り」を思い出しました。アンデス世界、面白すぎです。
リマはグルメも最高で大好きになったのですが、一旦ここまで♡明日以降はマチュピチュとクスコに向かいます。
施設詳細
所在地 :Av. Simón Bolivar 1515, Pueblo Libre 15084 ペルー
営業時間:9:00-22:00
電話番号:+51 1 4611312
HP :http://www.museolarco.org/
【魅惑のペルー】リマ旧市街の街並み
5月末にペルーを旅行してきました。今日から何回かにわたって旅日記をアップしていきます。
旅の始まりは首都リマから。インカ帝国の消滅後、スペインが植民地支配の拠点として選んだのがリマ。
旧市街の中心アルマス広場
旧市街の中心であるアルマス広場にやってきました。広場の四方は歴史的建造物に囲まれています。
南米最古の大聖堂、カテドラル。
カテドラルの中に入ってみました。
リマのカテドラルの特徴は、スペイン人の征服者フランシスコ・ピサロのお墓があるということ。こちらがピサロのお墓があるというチャペルの入り口です。
ピサロとスペイン人達がペルーに上陸している図。
ペルーは世界でも有数の鉱物資源産出国です。インカ時代の金の装飾などは軒並みスペイン人達に奪われてしまったそうな。
カテドラルの隣にある大司教宮殿。せりだした板チョコみたいなバルコニーが特徴的。
派手な山吹色が個性的なリマ市庁舎。曇っているので暗く映っていますが、本物はもっと派手。リマは海沿いにも関わらず雨はめったに降らず、夏以外はほぼ毎日くもり空だそうです。
ペルー国旗が旗めく大統領府。
ペルーの大統領と言えば日系2世のアルベルト・フジモリ氏(在任:1990年~2000年)が有名ですよね。80年代以降、相当に治安が悪化していたリマですが、フジモリ氏の尽力によってかなり安全になったとガイドさんが言っていました。
お昼の衛兵の交代式を見ることができました。「ラッキー♪」と喜んだものの、ガイドさんによると毎日行われているとのこと。
今回の旅行、これまでの南米旅行で初めて、日本語ガイドさんに着いてもらいました!アルゼンチン在住の私達からするとこれは画期的。\(^o^)/
ペルーの観光スポットは歴史モノが多いので、日本語で説明してもらえて大正解でした。恥ずかしながら南米の歴史についてほとんど知識がなかったので、英語だと厳しかったと思います。
このあとはこんなお花に囲まれた可愛い博物館で、エロチカギャラリーなどを巡ります♡次回に続きます。
アルゼンチンで買える高山病の薬
久しぶりの更新になります。実は旅行でペルーに行ってきました。
初めてのペルー、街並みも遺跡も食べ物も最高でした!
そんな話もおいおい書きたいのですが、今日はペルー旅行のためにアルゼンチンで買った高山病の薬を紹介したいと思います。
はじめに
結論から言うと、効きました。夫は旅行中ずっと服薬し、私は日本から持ってきた薬が足りなくなってから飲み始めました。
一方で、副作用(痺れ、ジンジン感)もあり、海外の薬なので成分もきついようです。可能であれば日本での購入を、またペルーでリマなど標高の低い都市から入国される方は、ペルーの空港で買うことをお勧めします。
というわけで、是非ともおすすめ!というものではないですが、参考までに記録しておきます。服薬される方はご自身の責任にてお願いいたしますm(_ _)m
アルゼンチンで買った高山病薬・Azecar 4 Acenocumarol 4mg
製薬会社HP: http://www.bago.com.ar/vademecum/productos/azecar-1-4/
夫の駐在員仲間から教えてもらった薬です。何人かはこれを服薬してウユニやマチュピチュに行って問題なかったとのこと。
薬の名前を直訳すると「血液凝固剤」とのことで、高山病薬という名目では売られていません。高血圧の人が飲む薬のようです。
日本で高山病薬を買うには医師の診察を受ける必要がありますが、アルゼンチンの場合、街中のドラッグストア(Farmacityなど)のカウンターで購入できます。
※ペルーの空港や街中でも市販されています。
1箱268ペソ(約1900円)で30錠入りです。
多めに1日1錠飲んでも30日分あるので、家族や友人と共用できる量だと思います。
日本人には成分がきつすぎる?服薬する量の調整
錠剤は長さ2cmくらいで、割って量を調節して服用します。
問題は飲む量ですが、薬の説明書によると、血液中の何かの成分量(!)によって服薬量が人によって異なるようです。要は、血液検査をしないと本来飲むべき量が分からないという・・・。これを知って急に不安になりました。
なぜこんな薬が医師の処方箋なしで普通に買えるのか謎です。(さすがアルゼンチン)とはいえ、夫は日本で薬を買ってこなかったので挑戦することに。
風邪薬などもそうですが、アルゼンチンの薬は日本人には成分量が多いので量を減らして飲んだ方がよいと聞きました。
薬を教えてくれた知人からの情報を頼りに、以下のように飲みました。(※上記の通り、伝聞のため医師の指示などの裏付けは取れていません。ご参考までに。)
●高所に到着する3日前から飲み始め、1日1回0.5錠
●高所に到着した日は1日1錠
●到着翌日以降は1日0.5錠、高山病の症状が出て苦しければ1日1錠に増やす
結果的に、薬を飲んでいる間は高山病にかかりませんでした。また、服薬をストップすると高山病の症状が出てしまったのですが、再度飲むと症状が和らぎました。
薬を飲んでいる最中、私は顔の口周りに痺れ、ジンジン感があり気持ち悪かったです。夫は特に何もなかったとのことで、個人差があるようです。
日本で買える高山病の薬・ダイアモックス
日本では病院でダイアモックスという高山病薬を購入できます。私はアルゼンチン渡航前の予防注射の際、同じトラベルクリニックで処方してもらいました。余裕を持って一週間分ほど買っておけばよかったです。
薬を飲んでも高山病にかかる人はいるようですが、私の場合は効き目がありました。
まとめ
以上、アルゼンチンで買った高山病薬の紹介でした。
結果オーライでしたが、外国の薬を飲むのはドキドキしますね。
参考になれば幸いです(^^)
【パタゴニア旅行④】エメラルドグリーンの鏡張りに感動@パイネ国立公園
パタゴニア旅行、最後は国境を越えてチリ側のパイネ国立公園に入ります。 大型バスで荒野をひた走ること5時間。チリ側に無事入国できました。
途中、アルパカのような群れに遭遇して停止しました。正確にはグアナコという種族だそうです。俊敏で、とっても可愛い顔でした。
南米トレッキングの聖地、パイネ国立公園
パイネ国立公園は、その雄大な自然を求めて世界中からハイカーが集まる公園です。
鋭く切り立った山々がとても美しいです。
水中の成分の関係か、湖や川は全てエメラルドグリーンに輝いています。
くっきりと映しだされたアンデスの山々が美しいです。
園内には山小屋も整備されており、キャンプや釣りを楽しむこともできます。何泊も滞在して本格的なトレッキングに挑戦する登山者もいます。あたりには人里がないので、夜はきっと満点の星空だと思います。ここにテントを張って朝焼けや星空を見たら最高だろうなぁ。
わずか数時間の滞在でしたが、いつまでも見ていられそうな景色でした。いつかもう一度来て、パイネ国立公園内で数日間ゆっくり過ごしてみたいです。
【パタゴニア旅行③】きらきら氷河トレッキング@カラファテ
パタゴニア旅行、ウシュアイアを後にしてカラファテにやってきました。この街の見どころは何といっても氷河。今日は楽しみにしていた氷河トレッキングに向かいます。
湖の上に見事な朝もやが広がっていました。
ロス・グラシアレス国立公園に到着し、まずは船で対岸に渡ります。
早速氷河が見えてきました!
上に積もった雪の重みで空気が抜けていくことで、濁りのない青い綺麗な氷河になるそうです。
水中の成分の関係か、エメラルドグリーンの湖が美しいです。
これだけでもずっと見ていられそうですが、今日のメインイベントはこの氷河によじ登るトレッキングツアー。一人ずつ靴にアイゼンを装着してもらいます。
スペイン語組と英語組に分かれて、ガイドさんから歩き方の説明を受けます。
コツとしては、しっかり踏みしめてアイゼンの刃を氷に刺すこと、足はハの字にすること。
足元。ところどころ溶けてたりするので怖い。
皆さん割とサクサク歩いてましたが、私は運動オンチなのですっごく大変でした。
もちろんガイドさんが複数人体制で目を光らせているので、進み方をアドバイスしたり手を貸してくれます。
日々クレパスや雪の状況が変わるので、歩くルートは毎日変わるそうです。
照り返しがまぶしいので、サングラスがないと危険です。
Welcome to our Bar !氷河の氷で作ったウィスキーが振舞われます。
とか言いつつ、私はウィスキーに口をつけられませんでした。
(このあと下りがあるのに酔ったら死ぬと思った)
この日はイースターの連休だったので、ウサギさんが出迎えてくれました。
カゴの中にはチョコエッグが入っています。
ウィスキーは飲む余裕なかったけど、ウサギさんのお蔭でちょっと元気になりました。
帰りの下りはそらーもう怖かったです。足元見るのに必死で景色ほとんど見てないです。
滑落せずに無事帰って来れてほんまによかったです。
さてさて、安心したところで各自お昼ごはんとなります。
ランチBOX込みのツアーだったので、こんな感じでした。林檎丸ごとが海外っぽい。
紅葉と氷河の組み合わせが素敵。4月に来て良かった!!
今度は展望台から氷河を眺めます。
ペリトモレノ氷河は、溶けたり新しくできたりを日々繰り返しているので、崩落していく様子が見られます。おそらく夏(12~3月)に比べて頻度は少ないと思いますが、3分おきくらいに轟音と崩落を見ることができました。
水中の成分のせいか、湖もエメラルドグリーンに見えて本当に綺麗。
ここまで真横からの写真が多かったですが、氷河の何がすごいって、薄い壁じゃなくて奥までずっとずっと続いているんですよ。当たり前かもしれないけど、気付いた時ほんまにびっくりしました。この写真だったら見えるかな。
氷山の一角という言葉がありますが、見えている場所は全体の1割に過ぎないというのは本当の話です。信じられないくらい大きいですね。
氷河トレッキングは難しかったけど、青く青く深い氷の塊は日本では絶対に見られない絶景でした。アルゼンチン生活の不便さとか、日本帰りたいな~なんて気持ちが全部帳消しになったりはしないけど(消えへんのかい)、はるばる遠いところまで来てよかったなぁと思いました。
旅も大詰めですが、翌日は最後のツアー、チリ側のパイネ国立公園を訪れます。また違ったタイプの風景がすごく綺麗だったので、よろしければ次回も是非ご覧になってください。
cordoba365-argentina.hatenablog.jp
【パタゴニア旅行②】4月のウシュアイアは秋の気配。蟹を食べるためだけにまた行きたい
ウシュアイア2日目、今日は有名な観光スポットを周ります!
朝は山へ、昼は海へ、2つのツアーで世界最南端の自然を味わいます。
前回はウシュアイアの街を歩きました
▶【パタゴニア旅行①】美しき最果ての流刑地・ウシュアイアの町を散策 - Cordoba365
のんびりSLに揺られて世界の果て号観光
朝8時にホテルに迎えに来てもらい、その名も「世界の果て駅」から、蒸気機関車に乗ってフエゴ島国立公園を目指します。
この鉄道はウシュアイアの監獄に収容された囚人たちによって作られたものです。こんな寒い土地で、木を伐採したり線路を積んだりしていたのかと思うと、「囚人‥‥がんばったね‥‥」という気持ちになります。
蒸気機関車は1時間かけてゆっくり走り、景観の綺麗なエリアで時々停車します。
車窓からの風景。車内が暖かいので窓がちょっと曇っています。
4月14日、この日は最高気温10度くらい。
途中停車駅の山小屋で、軽食を取ります。
アルゼンチンのおにぎりのような存在、エンパナーダ。大型の餃子みたいな感じ。どこでもある軽食なんですが、このエンパナーダのカニ味が出ているというので、試さずにはいられない。
じゃーん。(食べかけでごめんなさい)
中まで蟹がぎっしり!!カニカマではなく、リアル蟹がこんなに入っているとは!!これで一個300円くらい。めっちゃ美味しい。近くで売ってたら毎日食べたい。
お土産屋さん。ウシュアイアの原住民の祭事の際の装い。装いというか男性の裸にペイントしてます。何ちゅうセンスやと思いますが、街中で何度も出くわしてるうちに可愛く見えてくる不思議。
SLの終着駅はフエゴ島国立公園。ちょっとハイキング。ウシュアイアは初秋で、黄色や赤に色づいた山々がとても綺麗でした。
空気が美味しい!!水も綺麗。
久しぶりに紅葉を見たので、すごくリフレッシュできました。一般的なベストシーズンからは外れますが、秋に来て本当に良かったです。
ビーグル水道クルーズでアシカ島を眺める
午後はクルーズ船に乗ってオタリア(アシカ)を観察しに行きます。ツアー会社は港沿いに集まっています。色とりどりの小屋が可愛い。
オタリアは南米に生息する大型のアシカです。日本の水族館にいるスリムなアシカよりは随分大きいです。どちらかというとトドやセイウチ寄り。一夫多妻制のハーレムを形成して暮らしているそうです。
ビーグル水道はペンギンが生息することでも有名ですが、4月は既に暖かいところに移動していて見ることができませんでした。
最初は皆ワーッとデッキに集まって写真を撮ったものの、行けども行けども奴らは寝ている。
オタリアって学校も会社も行かなくていいんだな~~
オタリアって毎日楽しいのかな~~
あんな風に寝っ転がってるけど、自分で餌探さなきゃいけないから大変なのかな~~
などと話しながら通過。
オタリアには悪いですが、やっぱりペンギン見たかったなぁ。ペンギン好きな方は是非夏(12〜3月)に訪問されるようご注意ください。
この日もうひとつ楽しかったのは、私達の他に一人でツアーに参加されていた日本人の方と知り合いになれたこと。仕事の関係で15年以上(!)南米を渡り歩いている方で、色んな話が聞けてとても楽しかったです。夜は3人でカニのレストランを再訪。
2日連続でタラバガニを食べるなんて、3年分くらいの蟹を一気に摂取した気がします。とにかくウシュアイアに行かれる方は蟹三昧をお勧めします。色々綺麗な景色を見たのに、記事のタイトルが蟹一色になるほどには蟹が最高でした。
ウシュアイア観光まとめ
ウシュアイア自体はこじんまりとした街で、自然についても目を見張るものがあるという感じではないですが(ペンギンが見られたらまた感想が違ったかも)、世界最南端の町に降り立ったという感動と、綺麗な風景にとっても癒されました。(あと蟹ね!!)
ウシュアイアで癒された後は、氷河観光で有名なカラファテに移動します!
インターネット上(ここもインターネットだけど)にしか存在しないと思っていた絶景が次々に現れます。よろしければ引き続きご覧になっていってください。
▼次回記事
【パタゴニア旅行③】半泣きで氷河をよじ登ったら絶景が待っていた@カラファテ - Cordoba365
【パタゴニア旅行④】エメラルドグリーンの鏡張りに感動@南米トレッキングの聖地パイネ国立公園 - Cordoba365
※2017年4月現在:1アルゼンチンペソ=約7円
【パタゴニア旅行①】美しき最果ての流刑地・ウシュアイアの町を散策
4月のイースターの連休を利用して、アルゼンチン・チリのパタゴニア地方へ旅行してきました。パタゴニアと言えば、アンデス山脈と氷河が有名な自然の宝庫です。すっごく綺麗でしたー!
一般にパタゴニアのベストシーズンは12~3月の夏季と言われています。来シーズンを待つべきか迷いましたが、結論から言うと4月中旬でも十分楽しめました!!
この旅行記が4月のパタゴニア旅行を検討されている方の参考になればと思います。
ウシュアイアへのフライト
ブエノスアイレスから国内線で約3時間30分で到着。コルドバからも直行便が出ていて、約4時間で到着します。コルドバ発の直行便は運行していない日もあるので要確認です。
ウシュアイアの場所はこちら。
他にも「世界最南端」を名乗る自治体はありますが、人口7万人を擁する「都市」レベルはここだけ。原住民も開拓者たちも、よくぞこんなところまでたどり着いたなぁと言う感じです。現在は南極観光への拠点として栄えています。
海と山と、美しいウシュアイアの街並み
ウシュアイアは坂の町。町の北側が山、南側が海になっていて、繁華街は海側の平地に集まっています。神戸出身の私は勝手に親近感。
初日はホテルに到着後、夕飯まで町をぶらぶらしてみることにしました。観光スポットよりそのへんの街中の写真が好きなので、今日は大体そんな感じです。
港にはコンテナ船や南極調査船(右の朱色の船)が停泊。
水面から何か黒いものがと思ったら、アシカが顔を出していました。
カストロかな?
飲食店や土産物店が集まるダウンタウン。小一時間で歩き回れる小さなエリアです。コルドバやブエノスアイレスとはまた系統が違う、カラフルで可愛らしい建物が多いです。
イースターだったので、チョコレート屋さんには可愛いチョコエッグが並んでいました。
ウシュアイアの街には国際郵便のポストが至る所にあります。
私も絵ハガキを日本に出してみました!!DHLの場合、日本までのハガキは45ペソ(約315円)。安い!無事届くといいな〜。
全然関係ないですが、自分とジェームズ(顔に貼ってるキャラです)の親和性に驚きました。
最果ての流刑地‥‥元監獄と船舶博物館
今となっては観光で栄えていますが、ウシュアイアは元々刑務所を中心に発展した町です。アルゼンチン政府は凶悪犯の収容先として、ブエノスアイレスから3000km離れたこの街に刑務所を作ったのです。その元監獄が博物館として公開されています。
まず建物の形がすごい。『金田一少年の事件簿』に出てきそう。
これだけで妄想が膨らみます。
こちらが独房になります。
個室を覗き込んだところ。
冷え冷えとした石の床に小さな窓が一つだけ。色んなシミや落書きが残っています。凶悪犯罪者の収容先と説明されましたが、もし冤罪だったら‥と思うとぞっとします。
他の棟には船の模型や地図の展示、明るいギャラリーもあって楽しかったです。この地図なんかは、人間に混ざってアシカや鳥が描かれていて面白いな〜と思いました。ペンギン殴ろうとしててひどい。
ひとつ難点としては、入館料が高い。一般は大人300ペソ(約2100円)、メルコスール域在住者は確か125ペソ(約900円)。インフレとはいえ外国人からぼったくりすぎな感はあります。
博物館を訪れなくても、街中にも囚人の人形やペイントが至る所にあるので、そちらで記念撮影をしたり雰囲気は味わえると思います。
新鮮なカニを堪能!!カニ天国
さてさて、独房の様子にぐぐっと寒くなったあとは天国へ。
ウシュアイアといえば蟹が食べられるんです!
今回訪れたレストランはこちら。La Cantina Fueguina De Freddyさん。長いからフレディーで。
いけすに蟹がたくさん!!
蟹のボイルは1キロ1300ペソ(約9000円)。
いけすから蟹を持ってきて、重さを量って金額はこれでよいかと確認されます。写真は2人用に出してくれた小ぶりの1.7キロ。
蟹って言うほど美味しいか?食べるのめんどくさくない?と思ってましたが・・・撤回。めっちゃ美味しい。無言で貪る。
アイスの周りにアーモンドをまぶしてカットしたケーキも美味しかった。
ビールを一杯ずつ飲んで一人1000ペソ(7000円)程度でした。こちらのFreddyさんは雰囲気も良くお勧めです!
ウシュアイア散策まとめ
1日目は16時にウシュアイア空港に着きましたが、街がコンパクトなお陰で、夕飯前に博物館を2つ見学し、街をぶらぶらしたあと20時からカニ料理と、ばっちり周ることができました。
蟹を食べたところで既に満足ですが、明日からが本番、フエゴ国立公園とビーグル水道クルーズです。次回記事に続きます。
【ブエノスアイレス】パレルモ・ソーホーのおしゃれ可愛いお店まとめ
今日は私が「アルゼンチンの代官山」と呼んでいる街、「パレルモ地区」を紹介します。特にパレルモ・ソーホーは可愛い雑貨屋さんやカフェが集まり、女子はテンション上がること間違いなし!街並みも綺麗なので休日デートにもおすすめです。
今回はパレルモ地区への行き方や、私が実際に行った中でここは素敵だなと思ったお店をまとめました。記事の最後に地図もつけているので、参考にしてみてください。
(お店の所在地等は2017年2月時点の情報です)
ブエノス・アイレスの人気エリア。パレルモ地区とは?
パレルモ地区はブエノス・アイレスの自治区の一つ。緑豊かな公園やプラネタリウム、競馬場などが揃う一大行楽地です。中でも、地区の南側には「パレルモ・ソーホー」と「パレルモ・ハリウッド」と呼ばれるエリアがあり、個性的でおしゃれなショップが集まる街として注目を浴びています。どちらも1km四方の広さなので、片方に絞れば半日で回ることができます。
パレルモ地区へのアクセス
初めて行く方向けに、ざっくりですが位置関係を図にしてみました。
パレルモ地区はブエノス・アイレスの中心街から電車またはタクシーで20~30分です。「パレルモ・ソーホー」と「パレルモ・ハリウッド」は線路を挟んで隣接しています。
電車で行く
パレルモ・ハリウッドの最寄駅は地下鉄D線パレルモ駅(Estacion Palermo)。
パレルモ・ソーホーの最寄駅は 地下鉄D線プラサ・イタリア駅(Estacion Plaza Italia)。駅周辺はお店も人も少なく、栄えているエリアまで徒歩15分ほどかかるので注意が必要です。
タクシーで行く
ブエノスアイレス中心街から20分~30分。パレルモ・ソーホーを散策する場合、中心となるセラーノ広場(Plaza Serrano/プラサ・セラーノ)を行先として告げるとよいです。写真はセラーノ広場。帰りのタクシーも捕まえやすいです。
▶セラーノ広場の所在地 Google Maps
ではでは、散策スタート!!
La Mercería(ラ・メルセリア)
一軒目は、お買い物ボルテージがぐぐっとあがる可愛い内装のアパレルショップです。刺繍ブラウスやストールなどカラフルな服飾雑貨が目立ちますが、派手すぎず日本人でも着やすいデザインが多いです。財布などの小物の他、オケージョン用のドレスとアクセサリーも充実しています。一軒家を改装した店内はディスプレイも素敵です。
店舗詳細
カテゴリ:レディースファッション・インテリア雑貨
住所 :Armenia 1609, Cdad. Autónoma de Buenos Aires
電話番号:011 4831-8558
営業時間:10:00~20:00/日曜:12:00~20:00
地図 :Google Maps
Ay Fidela(エイ・フィデラ)
オリジナルのテキスタイルからひとつひとつ手作りした小物を扱うお店です。リバーシブルのランチョンマットやポーチの可愛さは格別。料理を頑張れそうなエプロンも揃います。端切れも販売しているので、ハンドメイドが好きな方は是非のぞいてみてください。
店舗詳細
カテゴリ:インテリア雑貨・ハンドメイド
サイト :Ay Fidela
住所 :Armenia 1687, C1414DKI CABA
電話番号:011 3137-1874
営業時間:11:00~20:00
地図 :Google Maps
Juana de Arco(ホォアナ デ アルコ)
3軒目は日本でも有名!おもちゃ箱のようにカラフルなランジェリーやルームウェアを提案するアルゼンチン発ブランドの本店。2フロアに渡る品揃えは圧巻です。
ショーツ約3000円~、キャミソール約5000円~ルームウェア約8000円~と少し値段は張りますが、自分へのご褒美や仲のいい女友達へのお土産に大本命です。色とりどりの商品の中からこれだ!という一枚を探していると、時間が経つのを忘れてしまいます。
隣にはキッズラインの店舗が。自分らしくハッピーな世界観は子供服と相性抜群で、いつまでも見飽きない素敵な空間です。
店舗詳細
カテゴリ:レディース&キッズのインナー・ルームウェア
サイト :Juana de Arco
住所 :El Salvador 4762, C1414BPL CABA
営業時間:月~土:11:30~20:00、日:14:00~20:00
地図 :Google Maps
Pesqueira TM(ペスケイラ ティーエム)
オリジナルプリントのブラウスや靴、インテリア雑貨を扱うショップです。
アルゼンチンのアパレルは少し強めでセクシーなものが多いですが、ここは白・黒・ネイビーなどのベーシックカラーを基調とした、シンプルな中に愛らしさがあるお洋服が揃います。赤ちゃんのいるパパママへのプレゼントに喜ばれそうな小物も充実。
店舗詳細
カテゴリ:レディース&キッズファッション・インテリア雑貨
サイト :Tienda Online de PESQUEIRA™
住所 :Gurruchaga 1750, C1414DIJ CABA
電話番号:011 4833-7218
営業時間:月~土:11:00~20:00、日:15:00~20:00
地図 :Google Maps
さてさて、ここらでひと休み。⊂⌒っ´∀`)っ
途中休憩やランチにおすすめのお店です。
Lucciano's Ice Cream(ルシナオス アイスクリーム)
ポップでキュートなアイスクリーム屋さんです。アルゼンチン人はアイスクリームが大好き。お洒落な街にぴったりな派手アイスで記念写真を。
サイト :http://www.luccianos.com.ar/2016/
住所 :1414, Honduras 4881, C1414BMM CABA
地図 :Google Maps
Pani Salvador(パニ・サルバドール)
とてもおしゃれで雰囲気のよいカフェです。グリルチキンやサーモンといったしっかりめのランチプレートからサンドイッチやタルトまで、飲み物のメニューも豊富です。人気店のため、平日でも早めの時間から席が埋まります。
店舗詳細
カテゴリ:カフェ・レストラン
サイト :PANI | BUENOS AIRES
住所 :C1414BPM, El Salvador 4827, C1414BPM CABA
電話番号:011 4831-3823
営業時間:月~金:11:00~22:00、土日:10:00~22:00
地図 :Google Maps
ではでは、散策再開っ→→→
Calma Chicha(カルマ チチャ)
レザー・毛皮を使用したラグや革小物・バッグを扱うショップです。シンプルな革のポーチや財布は、男性へのお土産やカップルでお揃いにするのによいと思います。
店舗詳細
カテゴリ:家具・インテリア・革小物
サイト :Calma Chicha - Calma Chicha
住所 :Honduras 4909, 1414 CABA
電話番号:011 4831-1818
営業時間:月~金:10:00~20:00、土:11:00~20:00、日:13:00~19:00
地図 :Google Maps
TINTHA(ティンサ)
上品でガーリーな文房具やインテリア雑貨を扱うお店。オリジナルの柄はどれも美しく、お気に入りを選ぶのが楽しいです。小さなメモパッドからノート、石鹸やキャンドルまで揃うので、プレゼント探しにもおすすめです。
店舗詳細
カテゴリ:ステーショナリー、ギフト
サイト :Tienda Online de Tintha Tienda Online
住所 :Costa Rica 4902, C1414BSP CABA
電話番号:011 4834-6938
営業時間:10:00~20:00、日曜定休
地図 :Google Maps
Chico Ruiz - DAM(チコ ルイス ダム)
最後は個性派。上で紹介したTINTHAのすぐ近くにあるアパレルショップです。独自の世界観に惹きつけられます。少しレトロでキュートなアイテムの数々は、おしゃれ魂に火をつけてくれます。レザーや毛皮を使ったこだわりの靴にも注目。
店舗詳細
カテゴリ:レディースファッション・シューズ
サイト :Chicco Ruiz
住所 :Thames 1780, C1414DDJ CABA
電話番号:011 4831-1264
営業時間:11:00~20:30、日曜定休
地図 :Google Maps
まとめ
以上、パレルモ・ソーホーのおすすめのお店まとめでした。アルゼンチンといえば雄大な自然や豪快な料理が有名ですが、買い物や街歩きだって楽しみたいですよね。
私は初めてパレルモ地区に行ったとき、久しぶりにきらきら可愛いものに囲まれて、とーーーっても元気が出ました。もし他にもおすすめのお店がありましたら是非教えてください。
紹介したお店をGoogle mapにまとめました。
お散歩中にスマホで表示させれば迷わずお店が見つかりますよ。
【テニス】ブエノスアイレスに錦織圭選手の試合を観に行った【アルゼンチン・オープン2017】
2017年2月11日~19日にブエノスアイレスで開催された
アルゼンチン・オープンを観戦してきました。
もう1ヵ月前の話ですが、日本では今回TV放送が無かったことだし、
(皆知ってるだろうけど)錦織圭選手のかっこよさを私からも共有したく投稿します!ちなみにテニスの生観戦は初めての初心者です。
アルゼンチン・オープンは男子テニスワールドツアーの250シリーズ。
クレー(赤土)コート・屋外での試合となり、優勝者には250ポイントが付与されます。
錦織選手は今年初エントリーで第一シード。
準決勝までのドロー表はこちら。
チケット購入と座席について
準決勝のチケットは同僚夫婦にTICKETEKというサイトで購入していただきました。
http://www.ticketek.com.ar
座席は画像に赤丸で囲った2箇所、C-05とA-05。
2番目に高い席で、1人1万円くらいでした。
実際の見え方はこんな感じ!近いです!!!
小さい会場なので、応援の声も余裕で届くレベル。
選手の表情まで手に取るように見えます!
これで1万円なんてアルゼンチン最高!
選手との握手を狙うなら左サイド(A,B)がお勧めです。
ただし左サイドは審判席もあるため、右サイドの方が視界良好です。
来年も行くなら、左サイドの更に前の席を狙いたいな。
準決勝(2017年2月18日)
対戦相手は地元アルゼンチン出身のカルロス・ベルロク選手(世界ランク77位)。
愛称はチャーリー。
錦織選手(世界ランク5位)のほうが格上ですが、
観客は9割がたアルゼンチン人なので、会場はチャーリーコール一色。
そして我らが錦織君キターーー!!!
てか観客席と近いぃぃぃ
向こう側の観客席まじで羨ましいぃぃぃぃ
15時45分、錦織選手のサーブで試合開始です。
気温は30度、西日が痛いほどの炎天下。
会場は完全アウェーでした。
スペイン語分からないけど、スシをやっつけろ!
ニンジャを倒せ!みたいな野次もとんでいて、しまいには
サッカーのオーレオレオレを歌いだすし、マナーは悪かったなぁ(´・ω・`)
そんな熱い応援を受けるチャーリー様、
クレーに強い選手ということで本当に粘り強かった。
そして今気づいたけど私錦織選手ばっかり追っててチャーリーの写真がない。今度から相手選手もちゃんと撮ろう。
第1セットは4-6でチャーリーがブレイク。
でも錦織君も負けずに走り続ける!
第二セット以降も、取って取られて・・・
一息もつけない展開に、見ている側も力が入ります。
ついに6-4で圭君ブレイク!!!
続く第三セットも6-3でブレイクー!!
座ってるだけの観客もぐったりするような暑さの中、2時間43分もの接戦を制しました。
しぶとい相手に屈せず走り続ける姿が本当にかっこよかったです。
ちなみに枕カバーで作った手作り横断幕の効果(?)か、
この日はアルゼンチンのTV中継に何度かと、日本のニュースにも一瞬ですが映りました。準備したかいがありました♡︎\(^o^)/
決勝(2017年2月19日)
当日朝に昨日と同じ席を購入。
対戦相手はウクライナのアレクサンドル・ドルゴポロフ選手。
現在の世界ランクは66位ですが、自己ベスト13位の強豪選手です。
今大会はノリに乗っていて、準決勝も相手を圧倒した余裕の勝利でした。
ていうか服装かぶってる。何となく色が被らないよう指定があるのかと勝手に思っていましたが、こんなことってあるんですね。
ドルゴポロフ選手のサーブで試合スタート。
二人の過去の対戦成績は錦織選手の5勝0敗です。
つまりドルゴポロフ選手は今まで一度も勝てていないわけだけど・・・
ほんとに??
今日の(いや彼の試合今まで見たことないけれども)
ドルゴポロフ選手は全くそれを感じさせない。
体幹が強いとはこういうことを言うのか、
ばねのようにしなってよく動く身体で、サーブすっごく強い。
今の決まった!と思った球も素晴らしい反応で拾っていくし、
一瞬の隙を逃さず、ネット際にぽとんと落とすテクも華麗。
両者互角のまま、第一セットはタイブレークに突入。
ついにミニブレイクを許してしまい、4-7でドルゴポロフ選手が制しました。
14時のブエノスアイレス、日差しは昨日以上に容赦なく、少し不安な雰囲気。
そうだよUTを着替えてリフレッシュしよ。(*´Д`*)
続く第二セットは錦織選手のサーブから。
でもでも、引き続きドルゴ強い。
ここまでストレートで勝ってきた余裕か、体力が有り余っている。
一方、錦織選手は準決勝の疲れもあってか(昨日の試合が終わったのは19時だった)
今日の炎天下がいっそう辛そう。
長いラリーをもぎ取られて天を仰ぐ錦織選手。
頑張って!!
日本人みんな祈るような気持ちで応援です。
でも今日のドルゴたんは素晴らしかった。
結局ゲームの流れを奪えず、
7ゲームでドルゴポロフ選手がブレイクし、錦織選手は準優勝となりました。
すぐさま報道陣に囲まれるドルゴポロフ選手に対して、
一人ベンチでうつむく錦織選手。つらい。
切なかった。コートの上ってほんとに1人なんだ・・・
表彰式のスピーチで、ドルゴポロフ選手は初めて圭に勝てて嬉しいと言っていました。
二人はジュニア時代からの仲良し。
やっと笑顔が見えてほっとします。内心めっちゃ辛いだろうけど・・・
外からは色々言われると思うし、原因は本人しかわからないと思いますが、
頑張ってる姿しっかり観てたよ!!!!
来年もぜひアルゼンチンに来てください。
ありがとうございました。
ブログ村のランキングに参加しています!
記事がよければポチッと押していただけると励みになります♪