【パタゴニア旅行①】美しき最果ての流刑地・ウシュアイアの町を散策
4月のイースターの連休を利用して、アルゼンチン・チリのパタゴニア地方へ旅行してきました。パタゴニアと言えば、アンデス山脈と氷河が有名な自然の宝庫です。すっごく綺麗でしたー!
一般にパタゴニアのベストシーズンは12~3月の夏季と言われています。来シーズンを待つべきか迷いましたが、結論から言うと4月中旬でも十分楽しめました!!
この旅行記が4月のパタゴニア旅行を検討されている方の参考になればと思います。
ウシュアイアへのフライト
ブエノスアイレスから国内線で約3時間30分で到着。コルドバからも直行便が出ていて、約4時間で到着します。コルドバ発の直行便は運行していない日もあるので要確認です。
ウシュアイアの場所はこちら。
他にも「世界最南端」を名乗る自治体はありますが、人口7万人を擁する「都市」レベルはここだけ。原住民も開拓者たちも、よくぞこんなところまでたどり着いたなぁと言う感じです。現在は南極観光への拠点として栄えています。
海と山と、美しいウシュアイアの街並み
ウシュアイアは坂の町。町の北側が山、南側が海になっていて、繁華街は海側の平地に集まっています。神戸出身の私は勝手に親近感。
初日はホテルに到着後、夕飯まで町をぶらぶらしてみることにしました。観光スポットよりそのへんの街中の写真が好きなので、今日は大体そんな感じです。
港にはコンテナ船や南極調査船(右の朱色の船)が停泊。
水面から何か黒いものがと思ったら、アシカが顔を出していました。
カストロかな?
飲食店や土産物店が集まるダウンタウン。小一時間で歩き回れる小さなエリアです。コルドバやブエノスアイレスとはまた系統が違う、カラフルで可愛らしい建物が多いです。
イースターだったので、チョコレート屋さんには可愛いチョコエッグが並んでいました。
ウシュアイアの街には国際郵便のポストが至る所にあります。
私も絵ハガキを日本に出してみました!!DHLの場合、日本までのハガキは45ペソ(約315円)。安い!無事届くといいな〜。
全然関係ないですが、自分とジェームズ(顔に貼ってるキャラです)の親和性に驚きました。
最果ての流刑地‥‥元監獄と船舶博物館
今となっては観光で栄えていますが、ウシュアイアは元々刑務所を中心に発展した町です。アルゼンチン政府は凶悪犯の収容先として、ブエノスアイレスから3000km離れたこの街に刑務所を作ったのです。その元監獄が博物館として公開されています。
まず建物の形がすごい。『金田一少年の事件簿』に出てきそう。
これだけで妄想が膨らみます。
こちらが独房になります。
個室を覗き込んだところ。
冷え冷えとした石の床に小さな窓が一つだけ。色んなシミや落書きが残っています。凶悪犯罪者の収容先と説明されましたが、もし冤罪だったら‥と思うとぞっとします。
他の棟には船の模型や地図の展示、明るいギャラリーもあって楽しかったです。この地図なんかは、人間に混ざってアシカや鳥が描かれていて面白いな〜と思いました。ペンギン殴ろうとしててひどい。
ひとつ難点としては、入館料が高い。一般は大人300ペソ(約2100円)、メルコスール域在住者は確か125ペソ(約900円)。インフレとはいえ外国人からぼったくりすぎな感はあります。
博物館を訪れなくても、街中にも囚人の人形やペイントが至る所にあるので、そちらで記念撮影をしたり雰囲気は味わえると思います。
新鮮なカニを堪能!!カニ天国
さてさて、独房の様子にぐぐっと寒くなったあとは天国へ。
ウシュアイアといえば蟹が食べられるんです!
今回訪れたレストランはこちら。La Cantina Fueguina De Freddyさん。長いからフレディーで。
いけすに蟹がたくさん!!
蟹のボイルは1キロ1300ペソ(約9000円)。
いけすから蟹を持ってきて、重さを量って金額はこれでよいかと確認されます。写真は2人用に出してくれた小ぶりの1.7キロ。
蟹って言うほど美味しいか?食べるのめんどくさくない?と思ってましたが・・・撤回。めっちゃ美味しい。無言で貪る。
アイスの周りにアーモンドをまぶしてカットしたケーキも美味しかった。
ビールを一杯ずつ飲んで一人1000ペソ(7000円)程度でした。こちらのFreddyさんは雰囲気も良くお勧めです!
ウシュアイア散策まとめ
1日目は16時にウシュアイア空港に着きましたが、街がコンパクトなお陰で、夕飯前に博物館を2つ見学し、街をぶらぶらしたあと20時からカニ料理と、ばっちり周ることができました。
蟹を食べたところで既に満足ですが、明日からが本番、フエゴ国立公園とビーグル水道クルーズです。次回記事に続きます。