うさぎ料理にチャレンジ
アルゼンチンといえば牛肉が名産ですが、実はうさぎさんのお肉も売っています。1つ前の記事で「アルパカさん~もふもふ~」とかやってたのにひどい変わり様ですがトライしてみました。最近好奇心だけで生きてる。
※本記事にはうさぎのお肉の写真が含まれています。さばく前の全体の写真は最後に載せますが、苦手な方はご注意ください!
スペイン語でうさぎはconejo(コネホ)。
コルドバのセントロで一番大きな市場、Mercado Norteで見つけました。値段は1kgあたり140ペソ(約1000円)。小さめの仔を180ペソで購入。
ネットの情報によるとあまり癖はなく鶏肉に似ているとのことだったので、半分を煮込み、半分をローストにします。こちらのレシピを参考に少しアレンジしました。
うさぎのマスタード煮 by Emm@ [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが269万品
解体後(がんばった)、マスタードをまぶして焼き付けます。
一旦取り出し、玉ねぎを炒めます。
元レシピの白ワイン300ccでは足りなかったので、500ccに増量+水を100ccほど追加。人参、ジャガイモを加えて小一時間ほど煮込みます。
ワインのおかげで煮込んでいる間すごくいい匂いです。
彩りにインゲンなんかも入れちゃいます。
(。´・ω・)ん?
_人人人人人人_
>完全に肉じゃが<
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y ̄
なぜだー。
とりあえずソースをかければおフランスな感じになるんじゃないでしょうか。生クリームにパセリとマスタードを加えて軽く温めます。
完成~♪臭みは全くなく、引き締まった肉質です。生クリームやマスタードのソースとよく合っていて美味しいです!♡お酒は白ワインやシャンパンと相性ばっちりだと思います。
反省点としては、あばら骨の周りが上手くさばけなくてそのまま煮込んだところ、肉が薄いのでやはり食べにくかったです。次回は丁寧にこそげようと思います。
また、残りを2日目に食べたところ、なぜか獣臭さが出てしまいました。ハーブなどを加えた方がいいのかもしれません。
こっちはロースト組です。白ワインに浸けたあと、シンプルに塩コショウで焼くのみ。後ろ足は鶏もも肉とそっくりです。
右下のそら豆みたいなの2つが腎臓。残りがレバーです。焼き鳥感覚で食べられると聞き、塩コショウして一緒にオーブンで焼きました。
もも肉と同じタイミングで仕上げた結果、レバーと腎臓は焼きすぎて固くなってしまいました。ネギマのように串刺しして、フライパンで焼けばよかったかも。
見た目はいい感じですが、肉が少しぱさついてしまいました。余分な脂肪がほとんどないので、確かにソースをかけるとか工夫が必要かも。今回はシチューの方が美味しく食べられました。
というわけで、初のうさぎ肉チャレンジはまぁまぁの結果でした。小さい子であれば大人2人で食べきれますし、私のへなちょこ包丁でも何とか対応できました。
試してみたいレシピが他にもあるので、またやってみようと思います。(調べた中だと、うさぎ肉のレシピはこのサイトのレビュー欄が強者揃いです)
【淡泊だけどコクのある味!】ラブルドラパン(ウサギ背肉) - グルメソムリエ | 生ハム原木とスペインワイン通販
**この先うさぎの全身写真注意**
最後に全身写真です。
スクロールして大丈夫でしょうか?
アルゼンチン産ですが、意外にも真空パックの冷凍品でした。解凍してみたところ頭がついていなかったので、心理的ハードルは低かったです。夫は「こう見ると人間の赤ちゃんみたい…」と引いてました。
おなかパッカーンしたところ。関節をポキポキして切り落とし、ボディはぶつ切りにします。背骨は固いので、解体は慎重に行いました。
**おまけ**
市場で豚さんはよく吊られていますが、牛さん一頭の中吊りはやはり迫力があります。日本でも市場とかに行けばあるのかもしれませんが、切り身になる前の姿ってあまり見ないですよね。アルゼンチンに来てからの方が、生身の動物の命をいただいていると実感することが増えたように思います。