【魅惑のペルー】街中が世界遺産のクスコ
こんにちは、ずんだもちです。
細々と続けてきたペルー旅行記ですが、クスコの街を紹介して最後にしようと思います。
2つの国の歴史がミックスされたクスコの街並み
クスコは11~12世紀にインカ帝国の首都だった町。
インカの時代に造られた精巧な石組みの上に、スペイン支配後に作られたコロニアル建築が共存しています。
街の中心にあるアルマス広場。
スペイン支配後に築かれたコロニアル建築のカテドラル。
観光客だけでなく地元の人の憩いの場になっていて、いい雰囲気の広場でした。
剃刀の刃も通らないくらいきっちりと噛み合うように石が加工されています。インカの時代の技術力はとても高く、ペルーが地震に見舞われる度にスペイン人が作った建物は崩れても、インカの石組みだけは残ったそうです。
窓から覗いたところ。奥の窓2つとぴったり合っているだけで驚きですが、この窓、大人が台の上に立ってようやく届くくらいの高さの場所にあります。下に2m以上石段があるのにここまでぴったり合わせてくるとは…!
クスコ周辺の遺跡めぐり
クスコの街は丘に囲まれていて、周辺にも複数の世界遺産があります。
こちらの遺跡の入り口は土産物屋が連なりのどかな風景です。
二か所から水が湧き出る遺跡。内部がどういう構造になって水が出ているのかは今も解明できていないとのこと。X線(?)とか何かで解析できそうなものですが…。
クスコの街は神聖な動物とされていたピューマをモチーフに形づくられていて、このサクサイワマン遺跡がある丘はピューマの頭部分にあたるそうです。写真のじぐさぐの岩々はピューマの牙を表しています。
この遺跡は要塞とも宗教施設とも言われていて、今も年に一度、地元の人によって「インティ・ライミ」という太陽の祭りが行われる大切な場所です。普通の丘の上のようですが、ここは標高3700m…。階段を上るだけでも息が切れます。
単に技術が高いだけではなく、動物をモチーフにしていたり、ある場所から覗いたときの見え方を計算して作られている遺跡が多いことに感心しました。
ここは大きな岩盤を削って作られた場所で、「下を向いたアルパカ」が見えるように加工されています。目の位置まで作られているのが分かりますか?
丘の上から見下ろしたクスコの街。
赤茶色のレンガの家々がとても綺麗でした。
ガイドさんによると、この丘の上の遺跡を周るツアーはそれほど行く人が多くないそうですが、とっても面白いのでこれから行く方はお時間あれば是非!
ペルーは控えめで穏やかな人が多く、観光名所もさすがな場所ばかりでした。何より、ごはんが美味しいものばかりで日本人の口に合います!グルメ目的でもう一度行きたいくらいです。