Cordoba365

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アルゼンチン第二の都市・コルドバで初めての海外生活!アルゼンチン生活情報、美味しかったご飯、南米旅行記など気ままに綴っています。

アルゼンチン・メンドーサでワイナリー巡り

先日、コルドバから飛行機でひとっとびしてメンドーサに行ってきました。緑豊かな町でワインを飲んだり何をするでもなくぼーっとしたり、これぞ大人の週末!
記事末尾にワイナリーのリストも付けたので、良かったら参考にしてみてください。

アルゼンチンワインの産地メンドーサ

日本ではチリワインの方が有名ですが、アルゼンチンは生産量世界5位のワイン大国です。中でもメンドーサは数百ものワイナリーが集まる最大の産地で、ワイナリー観光が盛んです。他にも南米最高峰のアコンカグア(標高6,960m)や、冬はスキーに訪れる人が多い観光地です。

メンドーサへはコルドバから飛行機で1時間半、ブエノスアイレスからも1時間半~2時間で到着します。

 

メンドーサでワイナリーを予約する方法

ワイナリーの見学には前日までに予約が必要です。観光地なので基本的に英語に対応していて、予約はトリップアドバイザーや各ワイナリーのウェブサイトから可能です。

メンドーサのワイナリー & ワイン農園: メンドーサの 10 件のワイナリー & ワイン農園をチェックする - トリップアドバイザー

Experience Mendoza

私達は特に銘柄にこだわりが無かったので、ホテルに事前にメールして希望の日時で適当なワイナリーを予約してもらいました。ホテルからの送迎も付けてもらえたので、手間を省きたい方にはこの方法はおすすめです。

ほろ酔いワイナリー巡り楽しすぎる

今回は2日で3軒のワイナリーを訪れました!

Bodega Los Toneles

メンドーサのワイナリーは郊外にあることが多いですが、こちらは中心街から車で15分とアクセス良好です。創業者こだわりの美しい建物が残されているのが特徴。

http://bodegalostoneles.com/
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7月のアルゼンチンは真冬で、葡萄はどこも刈り取られたあとでした。冬ならではの美しさがありますが、実がなっているところも見てみたいなぁ。

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ティスティングは赤・白各1種類でした。他のワイナリーと比べると少なめなので、あまり飲まない人や、フライトがある最終日にサッと行くのに便利だと思います。

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Bodega Luigi Bosca

ルイージ・ボスカは町中のリカーショップでも必ず見かける有名銘柄です。

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ワインが熟成される貯蔵庫。生産施設はかなり寒いので、冬場はしっかり防寒していくことをおすすめします。

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見学は試飲4種がついて450ペソ(約3000円)ですが、なんと1本450ペソ以上のワインを買うと見学代が無料になります!これはかなりお得だと思います。追加料金を払うと他のワインも試飲することができます。

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ちなみに日本で買えないワインは?と尋ねたところ、写真左のスパークリングは輸出していないとのことでした。アルゼンチンといえば赤のマルベックという品種が主流ですが、私は白やスパークリングが好きなので、こういうレア物は嬉しいです。

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Casarena Bodegas y Restaurante

Casarena - Bodegas y Viñedos
ここでランチを取りました。コース料理と共にワイン6種が提供されます。飲むぞー!

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アルゼンチン料理って豪快な反面、大雑把な味が多い(とりあえず肉ドーン!塩コショウ!ザッツオール!みたいな)イメージなんですが、ここでの料理はひとつひとつが凝った作りで美味しかったです。

美味しいワインと料理のマリアージュ、目の前には葡萄畑。大人になって良かった…。

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朝から10杯以上飲んで既にご機嫌ですが、生産設備をふらつきます。ずらりと並ぶ容器には圧倒されます。1つの入れ物に約10,000Lは入っているそうです。

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段々味が分からなくなってきますが、それも含めてワイナリー巡り、楽しいです。「ワインは正直分からないしどこでもいいや~」と思っていましたが、ワイナリーによっては宿泊できるプランや自転車で巡るツアーもあるので、色々比べてみる楽しさがあると思います。

メンドーサの地域別ワイナリーリスト

今回訪れた3軒の他に、ホテルにお勧めされたワイナリーをエリア別に載せておきます。各エリアは離れているので、同じエリアの中から回ると良いです。一軒あたりの所要時間は大体60~90分で、ランチも含める場合、一日に2~3軒が適度だと思います。

料金の相場は、見学と試飲で200ペソ(約1400円)~、ランチ込みで800~1200ペソ(約5600~8400円)くらいが主流だそうです。ホテルに頼んでタクシーも予約しましょう。

Luján de Cuyo(ルハン・デ・クージョ)エリア

Maipú(マイプー)エリア

Valle de Uco(ヴァーレ・デ・ウコ)エリア

こちらは中心部から80km南と少し遠いエリアです。アルゼンチンの主要品種マルベックの産地で、アンデス山脈の眺望が素晴らしいとのこと。

まとめ

今回は週末小旅行でしたが、メンドーサはのんびり過ごすのに心地よい街なので、何をするでもなく長期滞在するのも素敵だなぁと思います。

行き帰りの飛行機で、吉本ばななさんの『不倫と南米』を読みました。著者が南米を旅して綴った短編集で、全体を通して寂しくはかない情景描写に引き込まれました。ブエノスアイレスやメンドーサも登場するので、旅のお供に是非。 

メンドーサでしっぽりワイナリー巡り、おすすめです。

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